アーティスト交流(千田高詩先生)
既に没されて尚、先生の名の下にアーティスト達が集う美術の先生ですが、作品も素晴らしいだけでなく、メッセージが美しい方です。
自分の作品を言葉では表現できないとおっしゃる方もありますが、特に抽象や現代美術作品を作る方は、出来得ればその深い背景を言葉でも聞かせて頂きたいと思っています。
先生の手帖から、先生のお言葉を抜粋してみます。
アパラチャ山脈の北の果て
山が言う「自分で立て」
樹が言う「ひとりになれ」
湖が言う「お前のあるき方で進め」
虚空の様な無の世界に、無意識のリズムと
万物の原型が現れる
アパラチャ山脈の北の果て
そこに居て
そこに居ない私
その私を通過して
あらわれる世界が私の作品です
だから私の作品は
「答え」ではなく「問い」なのです