多方面に応用できる空間把握力テスト(7’21)

専門に限らず、何かをレイアウトしたり、花を飾る時にも、空間把握力があると上手に出来ます。
2つのアレンジメントを見比べてみましょう。少し変えてあります。
どちらが美しいでしょう、あるいは心地良いでしょうか?右です。器の中央付近を眺めて下さい。
空間、スペーシングが取れています。でも、左にも良さがありますね。
緑の大きめな葉でインパクトを出し、左上から右下に直線を作る事で、キリッとした印象です。
全員が同じアレンジをしたとして、それは既視感がある平凡なものになると言えなくありません。
「個性」もまた、大切なのです。
今回、5秒で活けたのですが、時間も重要です。手をかけ過ぎると「勢い」も消えるかもしれないからです。
花材がこれだけでしたので、器の形も生かしながら時計回りに並べて、小菊の切り口の処理に注意しました。
他にも、話は尽きませんが、次回以降に回させて頂きますね。

無いものを嘆く前に、有るものを活用してみましょう。
自分の気分を変えられるのは、自分です。
本格的な夏ですね。ご自愛下さい、、、。