ベルアとジュサブロー先生(7/’23)

先日、魔界転生という古い映画を観る機会がありました。主演が沢田研二さんの作品です。
窪塚洋介さんの作品は、監督が違います。衣装担当も違うでしょう、、、
天草四郎を演じる沢田さんは、ケレン味のある美しい衣装を見事に着こなしていましたが、
これが、辻村ジュサブロー先生のお仕事であったと知り、大変驚きました。
人形も同時にお創りになられたようですが、映像で見ても桁外れに整った美を醸していました。
先生は、2月に他界され、この作品のお話をお聞きする機を逃してしまいました、、、
前回の風呂敷の大きい方で、今回の作品を創ってみました、、、飾り紐も先生が選んで下さったので。
ベージュに見えるのは光線の加減で、実際は金色に輝くモスグリーンです。
前作で中央部分に使ったエンジ色の風呂敷の方を敷いてみましたが、合いますね。
しっかり結んでから、二段階で輪ゴムを使用。更に飾り紐で固定。
金色が勝り、ベージュに見える事は、最終的に映像になった際に馴染むようにと、先生も映画で
工夫なさったと推察するに至り、また勉強になりました。

歳を取ってしまう人、重ねて行く方、、、
自分が纏う印象は、一朝一夕には作れませんので、007並みの「死んでいる暇は無い!」の
心持ちで、最期までカッコ良い人でありたいものです、、、
泣き言を吐く代わりに、手や身体を動かすと気分や調子が上がって来ます。
今すぐに出来る事ですので、お試し下さいね、、、
名誉な事ではありませんが、私は昨日、病院で倒れて今日の体調がすぐれている筈もありませんが、
無心で作品を創り、これを書いています、、、

皆さんの努力の積み重ねを見守らせて頂くからには、己にこそ厳しく正しくを貫きたいです、、、